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2011年3月 1日 (火)

食べログの功罪(6) ~風評被害問題を考える~

実を言うと、悪意に満ちた店舗レビューには、食べログの資金集めに寄与するような一面もある。その理由は食べログの課金システムの中に存在する。ライトユーザーは知る由もないことだが、”口コミは買える”のである。


食べログの有料会員店舗は、気に入った口コミを目立つ場所に表示する機能が使えるようになる。これは風評に悩む店舗にとっては嬉しいサービスだろう。口コミを取捨選択のうえ、悪評よりも目に付く場所に出せるようになるからだ。


このような有料会員に許されたサービスを踏まえると、食べログの攻撃的なレビューは飲食店を課金サービスに導く”優れた営業ツール”にもなり得る。そして、悪意に満ちた店舗レビューが資金集めに貢献するとなれば、食べログの運営サイドは容易にコメントの削除に応じたりしないだろう。


前置きが長くなったが、前回予告した筆者の対処した”3つの方法”の結果を以下に記したい。


第一の”投稿者へのメッセージ”には反応がない。これは予想されたことだ。第二の”食べログサポートへの連絡”も何ら成果がないまま終わった。これもネットでの前評判通りだろう。興味深かったのは第三の”口コミ欄で明らかな間違いを訂正する”という手段に対する食べログ運営側の反応だ。


前述のように、虚言を元に「1点もあげたくなかった」「代金を取れるようなものではない」とされたのでは、お店も浮かばれないと感じた筆者は、口コミへの反論を試みた。ところが、感情を抑えたしなめるように書いたその文章は、あっさり削除対象とされてしまったのである。


反論が攻撃的にならないよう細心の注意を払い、「匿名でもきちんとマナーは守るべきでしょう」で締めくくった一文が個人への誹謗中傷にあたるのだという。以上の結果から判ることは、口コミによる店舗への攻撃は、ガセネタをもとにして「こんな物でカネを取るな」という程度の内容であれば、削除されず、反論すら許されず、”やったもの勝ち”であるということだ。


確かに、悪意に満ちた店舗レビューの削除申請に耳を貸さず、さらに反論を封じるようにすれば飲食店は”口コミを買う”のかも知れない。やはり、課金システムに誘導するために運営サイドが意図してこういった方針を貫いているということなのだろうか?

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