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2011年2月26日 (土)

食べログの功罪(5) ~風評被害問題を考える~

ここまで読んで「書いてる奴は誇大妄想癖ではないか?」と感じたとしたら、それは正常な感覚の持ち主だろう。むしろ当然の読者心理だ。常識で考えればネットの書き込みをした人間を辿るなどそうそう出来る筈が無いのだ。


実際、当初は筆者も犯人探しは出来ないと決め込んでいた。だから最後には店名を含めた全てを明らかにするつもりだと書いたわけだ。しかし状況は一変した。調べを進めるうちに次々と容疑者を特定しうる証拠が見つかってしまったのだ。


驚いたことに、近隣にある有名な同業者の店でも口コミでの嫌がらせが行われていた。時期もこれまで問題にしたものと一致している。有名店をこき下ろして、自店を高評価するIDも複数確認することが出来た。もはや疑いの余地はないだろう。


しかし、ここで筆者は立ち止まってしまう。


こうまでたやすく判断材料が掘り起こされるとなると、被害店の名前を出せば簡単に容疑者を辿れてしまうに違いない。そうなれば新たな風評被害を生む可能性すらある。しかし筆者としてもそこまでは望んでいない。


要するに実証実験どころでは無くなってしまったわけだ。


元はと言えば、なじみの店への目に余る暴言が気になって始めた調査である。つまり、原点に立ち返れば筆者の最終目標は”風評被害店の名誉回復”ということになる。


そこで筆者は、①投稿者にメッセージを送る、②「問題のある口コミを連絡する」というフォームと食べログサポートへのメールで両面から削除申請をする、③店舗の口コミ欄で明らかな間違いを訂正する、という3つの方法で事態の打開を図ることにした。


ターゲットの口コミには最も攻撃性の強いものを選んだ。内容をそのまま書くと検索されるので、表現をマイルドに変換すると以下のようなものとなる。


「パスタが固くてすくえない」「何の味付けもされてない」ほか様々な疑問符のつく指摘をしたうえで、「1点もあげたくなかった」「代金を取れるようなものではない」と断じる内容である。中にはスタッフへの中傷まであった。


ただの客に過ぎない筆者をここまで動かした内容だったことから連想して欲しいが、実物はこんな程度ではない。いずれにせよ、被害店舗にしてみれば、とんでもない嫌がらせであることは一目瞭然だろう。


それでは、食べログではこうした風評被害で傷ついた店舗の名誉が回復されることはあるのだろうか?対処した”3つの方法”の結果について次回報告したい。

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