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2011年2月22日 (火)

食べログの功罪(1) ~風評被害問題を考える~

食べログとは、飲食店をランキングと口コミで探せる便利なサイトである。既に利用しているという方も少なくないだろう。筆者もランチの行き先に悩んだときや、宴会の幹事を受けた場合には必ず活用してきた。


食べログ利用の際には、サクラやいやがらせの存在を意識し、鵜呑みにはしないよう心がけつつ参考にするのが常だった。ネット歴の長い人間としては当然の考え方だ。


ただ一方で、度の過ぎる行為には何らかの対応がなされるものだと、おぼろげながらに考えていた。だが、そんな甘い考えは打ち破られることになる。今回の一件で、その信頼を根底から覆しかねない一面を垣間見てしまったからだ。


きっかけは、筆者がたまに利用するある店舗(具体名は後述する)の口コミ評価で暴言を目にしたことだった。これが気になって多面的に調べた結果、とんでもない事実が明らかとなるのである。


以下、全6回程度のシリーズで、食べログの”光と闇”について報告する。今回の記事では、筆者の研究分野である”ネット世界における心理分析”と”日本語の言い回しによる解析”をフルに活用するので参考にして欲しい。


舞台となった店は三多摩地域のあるレストランである。現在、風評被害に関する実証実験が進行中であるため、今は店名を書かないが、シリーズが完結する折には全てを明らかにするつもりだ。その店舗のプロフィールについては簡単に記しておこう。


パスタを中心とした洋食店でマンションの1階に入居している。オープンから3年も経っていない比較的新しい店だ。50代とおぼしき陽気な店主が仕切る客席数40席程度の中規模店で、オシャレな店構えと南西向きのテラスが特徴となっている。


集客面では若い女性客を中心に程よく賑わっている。ランチ時間や金曜日の夜は満席になることも多い人気店だ。筆者が不動産業務の関係で見ている東京23区内の飲食店と比べても、店作りには成功していると言える。


この店の商売が上手く行っている理由を一言で書くとしたら、(失礼ながら)味は可もなく不可もなくだが、安価でより高価格帯のお店と同等の雰囲気を味わえる、ということになるだろう。


そんな店の食べログでのコメント群を偶然目にしたとき、筆者はあまりの驚きに息を呑むしかなかった。詳細は実証実験後の解説でオープンにするが、目を覆いたくなるようなコメントに満ち満ちていたからだ。


ただ、このときの筆者は、現実社会の実態とネットという仮想空間の評価に隔たりがあることに違和感を覚えたものの、それが作為によるものだなどと確信していたわけではなかった。

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